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JARC通信(Vol.70) ジャルクの廃棄物ちょこっとクイズ解答及び解説
JARC通信(Vol.70)
ジャルクの廃棄物ちょこっとクイズ解答及び解説
ジャルクがお客様へ発信している『ジャルク通信』には、廃棄物のコンプライアンスに関するちょこっとしたクイズを掲載しています。
その解答及び解説を、当ブログコーナーにて随時掲載しております。
〖問題〗
産業廃棄物の処理費用を、処理業者の言い値で安易に委託していました。
しかし、処理業者の違法行為が発覚し、実は一般的な処理費用の半値だということが分かりました。
このようなケースには、どのような事前対応が必要でしょうか?
解答)
正解はその地域における一般的な処理費用を把握するために、複数の処理業者より見積もりをとる!です。
解説)
まず、産業廃棄物の処理費用が一般相場よりかなり安いというのは、非常に危険です。
≪なぜ危険か?≫
処理費用が安いということは、適正な処理に関わるお金が足りていないことになるからです。
そのため、本来は処理しなければならない廃棄物を処理できず、不法投棄や野焼きをするということが起きる可能性があるのです。
では、安い処理費用で処理委託して不法投棄等違法処理がされた場合、どのようなことが起こるのでしょうか?
≪排出事業者責任が問われる≫
環境省の通知には、排出事業者が責任を問われる原因として、このようなことが記載されています。
[排出事業者が適正な対価を負担していないとき]
これは、一般的に行われている方法で処理するために必要とされている処理費用からみて著しく低廉な料金で委託すること。と明記されています。
まずはその地域における産業廃棄物の一般的な処理費用の範囲を客観的に把握することが必要となります。
そしてもう一つ、環境省の通知には以下のことも記載されています。
[適当な処理料金か否かを把握するための措置をとっていない]
これは、複数の処理業者に見積もりをとり、適正な処理費用を把握することが必要です。
相見積もりは安い費用を見るためにとることが多いのですが、廃棄物処理では、適正な処理費用を見極めるために必要なのです。
どうでしょうか?
この処理費用に関することは、排出事業者責任が問われる原因の1つに過ぎません。
しかし、これまでの不法投棄等の事例をみても、非常に安い処理費用で処理委託していたケースが多いのです。
・処理業者1社の処理費用しか見ない
・相見積もりをとっていても、極端に安い処理費用の業者へ委託する
これは非常に危険です。
まずは複数の業者から見積もりをとり、その地域の一般的な処理費用を把握すること。
そして、適正処理のために必要な費用で処理委託することが大切です。
環境コンシェルジュ 堀内
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