COLUMNお役立ち情報
産業廃棄物適正処理
ただ捨てるだけのゴミだと思っていませんか?実は廃棄物の中には資源がいっぱい!
廃棄物って単にいらないもの?
皆さん廃棄物と聞くと「ゴミ、いらない、早く処分したい」と思う方も多いのではないでしょうか?
近年では分別やリサイクルといった意識が高まってはきましたが、まだまだ「いらないもの」というイメージが強いように思います。
普段生活している中では、自分達が出している廃棄物の中にどれだけ価値のあるものが含まれていて、どのようにリサイクルされているのか実際に目に見えて分からないことが大きな要因ではないでしょうか。
かくゆう私も、廃棄物に関わる仕事をして初めて意識をしました。きちんと分別や処理をすれば、こんなにも廃棄物の中にリサイクル出来るものがあるんだ!と驚きました。
例えば日常生活の中で出てくるプラスチックです。
私の市町村では、生鮮食品のトレイ、弁当容器、お菓子の袋、レジ袋等のプラスチックを分別し、プラスチックのみの回収日があります。
このプラスチックはクリーンセンターに集められ、ペレットや造粒物へリサイクルし、パレットやプランター等の原料にされています。
では、会社から出てくるものはどうでしょうか?
例えば企業なら必ずといっていいほど出てくる機密書類。
この機密書類は一般廃棄物としてクリーンセンターで焼却するのではなく、溶解処理した後トイレットペーパー等の原料としてリサイクルすることができます。
ジャルクが得意としているパソコン機器も、手分解手選別をして素材として出来る限りリサイクルしています。
他にも建設工事から出てくるがれきは砕石に、今後大量に排出されると言われている太陽光パネルも、ガラス原料等として現在はほぼ100%リサイクルが出来る技術があります。
廃棄物は大事な資源!
如何ですか?
捨てるゴミだと思っていたものは、実は大事な『資源である』と考えると、ぞんざいに扱わなくなりますよね!
大量生産大量消費の時代は終わり、限りある資源を出来る限り有効に活用する時代に入ってきます。
世界的にも、製造の設計段階からリサイクルを考慮して、修理やリサイクルを促すような流れがきています。
日本では最終処分場の残余量も年々減少し、世界でも資源が少ない日本はリサイクル技術が進歩してきました。
大切なのは私達個人の意識です!折角良い技術があっても、実際に排出する私達の意識が低いと、ゴミはゴミのままになってしまいます。
よく、廃棄物担当の方からゴミの分別を周知しても、きちんと分別されてないんです・・・といったご相談を頂きます。
年々環境配慮やコンプライアンスが厳しくなっている中で、処理業者も
・今まで引き取れていたのに、法改正があって引き取れなくなった。
・きちんと分別してもらえれば、リサイクル原料として価値がある。
といったことも起こっています。
また、リサイクルに取り組めていないことは、行政の立入検査での指摘にも繋がります。
もちろん、地球環境や生活環境を守り、未来を豊かにすることは大前提です。それに加え、廃棄物は単なる捨てるものではなく資源としてリサイクルし有効活用していくことは、企業価値を高めるためにも大切なのではないでしょうか。
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